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祭礼は、金曜日の午後7時より神社前にて叩き出し、土曜日は各町内曳き回し、
日曜日には全町内が順番に並んでの曳き回しと「いし月」(飲食店)前での見せ場、
そして渡祭が行われる。
祭車は5台であるが順番札に4番はなく、1,2,3,5,6番となっている。
これは4が「し」(死)の意味を持っているため番飛ばしを行っているのである。
今回紹介の「松二」は、五つの自治会が集まって形成、運営をしている。
祭車は、昭和24年新造(大工:森實)で白木造。彫刻は、森晴鶴作で三角には
「楠木正成桜井の駅」「児島高徳桜木詠歌」、持送りには「唐獅子」等が刻まれている。 |
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天幕は「笹に真向き虎」で、天幕提灯の文字は表裏とも山形十二張同様で九つ配す。
また当地区では上から二段目、四張りの柱より左右どちらか一方の提灯は、前後逆さ
に取り付けられる風習がある。これは、祭車の後ろからでも祭車の町内の判別が容易
にできることからだろうと思われる。隣町の天カ須賀地区でもよく似たことが行われている。
お囃子は、五つ拍子を囃しているが、同じ五つ拍子でも同地区の松三、西元町、東洋町
とは多少の違いが見られる。 |
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